三味線=津軽三味線じゃない。「小唄」という粋な世界
2026年04月12日
三味線と聞いて多くの方がイメージするのは津軽三味線の迫力ある演奏ではないでしょうか。でも実は三味線には複数の種類があり、日本の伝統音楽「邦楽」の中でも小唄は独自の粋な世界を持っています。
そもそも三味線音楽って何?
日本の伝統音楽「邦楽」の中で三味線音楽は中心的な存在です。大きく「語り物」と「唄物・歌物」に分かれ、小唄は「唄もの」の中の江戸の流行唄に属する音楽です。上方から江戸へ伝わる過程で、独自の粋な文化として磨かれました。

三味線には3種類ある
三味線は棹(ネック)の太さによって大きく3つに分かれ、音色も演奏スタイルも全く異なります。小唄は中棹を使い、撥を使わない爪弾きで演奏します。(細棹を使う小唄の流派もあるようです)

津軽三味線は太棹ならではの力強くダイナミックな音で、現代音楽とも相性がよく、若い世代にも人気があります。長唄は細棹の撥弾きで、歌舞伎の舞台を彩る華やかさが魅力です。
同じ三味線でも、小唄はまた違う顔を持っています。中棹を爪で静かに弾く音色は、どこかつぶやくような、聴く人の心にそっと寄り添うような繊細さがあります。三味線ってこんなに表情が違うんだ、と驚く方も多いのではないでしょうか。

皆さんがよくご存じの津軽三味線と江戸小唄を比べるだけでも、これだけ雰囲気が違います。三味線音楽はジャンルごとにそれぞれ異なる魅力があり、聴けば聴くほど奥深い世界です。ぜひいろんな三味線音楽を聴いてみてください。
稻舟那寿美三味線小唄教室では名古屋で小唄のワークショップも開催しており、実際に演奏を聞いていただけます。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
津軽三味線とは全く異なる、静かで粋な世界が小唄にはあります。名古屋で小唄の三味線に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。